「純度の高い朝」 ゆっくりと東雲が滲んできて、山の樹々が朝陽を纏ってゆく。そんな時間の経過を感じる。束の間の情景。純度の高い朝。ただ佇むだけの時間なのに、濃密な温度に満たされてゆく。いつもの何気ない出来事が、一つ一つ特別な出来事になる。この情景に触れている時間が、此処に棲む意味を教えてくれたのかな。