「do-no-ma」
吹き抜けた土間が家の中心に拡がる。
無機質なステンレスのキッチンと鉄骨階段。
境界線のない空間で気の向くままに時を過ごす。
あいまいに使うことで家が楽しくなる。
※ページ上部のスライダー内の写真はすべて、9年前の新築時の写真です
9年目も変わらない心地よさ、
暮らすほど「好き」が深まる。
新築から9年経った「do-no-ma」を、取材させていただきました。
「具体的に何かをお願いした記憶はないんです。好きなもののことや家でどんなふうに過ごしたいか、なんとなくお話しているうちに今の家を提案していただきました」。
楽しそうにそう答えてくれたオーナーのS様。
何気ない会話から設計担当が提案したのは、玄関からダイニングキッチンまで続く広い土間と、吹抜けに面してオープンなファミリークロゼットのあるプラン。
吹抜けにスチール階段が映える玄関は、たたきの隅々まで水拭きされ気持ちがいい。幼かったお子様も小学5年生と中学3年生。最近は勉強の合間にこの土間でストレッチをしているそう。
ペンダントライトが美しい吹抜け。ヴィンテージの家具や友人の作家にオーダーしたダイニングテーブル、照明やスタンド、壁のポスターまで、インテリアも一つひとつ本当に気に入ったものだけをセレクト。
玄関から続く広い土間と開放的な吹抜けが気持ちいい空間。土間はラフに使えるのがいいとS様。
「夏の暑い日もひんやりしていて気持ちいいですし、冬は床暖でポカポカです」
キッチンの壁には高さを自由に変えられるオープンラック。棚に並ぶ器たちは日常的に使うスタメンばかり。
下がオープンで掃除しやすい洗面カウンター。
9年目を迎えても、新築時の写真と印象が全く変わらないことに驚く。
(※ページ上部のスライダー内の写真はすべて、9年前の新築時の写真です)
「子どもが成長して多少変化はありますが、全てがほどよく心地いいんです。年々その思いは増していますね」。
敷地面積 | 268.25㎡(81.15坪) |
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延床面積 | 168.30㎡(50.91坪) |
竣工年月 | 2014年11月 |
工法 | 木造在来軸組工法 |
建築地 | 江別市 |